Vol.13 基礎研究からのバックアップ 佐藤由佳

2018年10月03日

P-JETブログをご覧の皆さま、こんにちは。
日本獣医生命科学大学 獣医学科 獣医衛生学研究室 助教の佐藤由佳と申します。今回は、自己紹介を兼ねて私がP-JETに加入することになった経緯、今後の抱負についてお話したいと思います。

私は獣医師免許を取得後すぐに研究の道に進みました。獣医師は動物の病気を克服するために様々な方面からアプローチしますが、私は病気の予防・治療を目指した基礎研究を行うことで疾病対策に貢献したいと考えたからです。博士課程は東京大学 医科学研究所 川口寧教授の指導下で単純ヘルペスウイルスを対象に研究を行い、基礎研究に必要な技術・知識を身につけました。

大学教員になり自身の研究テーマを決めようと考えていた際、大学時代に行った養豚場での実習を思い出しました。有限会社サミットベテリナリーサービスの石関さんは大学研究室の先輩で、私が養豚の業界に興味を持つきっかけと人脈をつくってくれました。石関さんの紹介でP-JETのメンバーに加わり、“現場で求められている研究”をするためにメンバーの協力のもと研究を進めています。まだまだ現場の知識も研究も発展途上ですが、PRRSを含めた豚疾病の対策に研究の方面から取り組んでいく所存です。

現在はアメリカのイェール大学に研究留学中でP-JETの活動は休止中ですが、パワーアップして帰国しますのでどうぞよろしくお願いいたします。