Vol.21 疾病による負の連鎖を断ち切る! 町田遼

2020年05月08日

皆さんこんにちは。Eco-Porkの町田遼と申します。会社では主に営業を担当しており、P-JETではBioAsseTのWeb化、バージョンアップのお手伝いをさせて頂いております。

私は大学を卒業後、飼料添加物等を扱う会社で4年間働き、その後今の会社に勤務しております。大学では乳牛の栄養学を専攻しており獣医でもないため、当時は豚とも疾病ともほぼ無縁でした。

豚の疾病については、社会に出てからいくつかの養豚農家さんに現場実習をさせて頂く機会があり、その経験を通じて恐ろしさや煩わしさを知ることができました。
弊害の一つ目に、事故率や薬剤費の上昇による経営の圧迫です。これは常に養豚農家さんの頭を悩ませており、前職の営業時にもそれらの改善のためのご相談をよく頂きました。
二つ目に、日々の仕事量の増加が挙げられます。豚への投薬、死亡豚の回収、病気浄化するためのオールアウト後の入念な豚舎の洗浄、更にそれらに連鎖してや薬剤や注射針の管理、農場内でのローダーの往復等、豚が健康であれば不要である業務がどんどん増えていきます(特に多頭数への注射は冬でも汗まみれになる程の重労働でした。。。)。
三つ目に、現場の雰囲気にも影響を及ぼしていました。飼養管理の工夫をしてもすぐに豚はうまく育たない上、経営陣からの責があるため、現場の雰囲気は悪くなり従業員はモチベーションを保つのが難しそうな雰囲気でした。これによって従業員の退職や仕事の質の低下⇒更なる疾病の発生⇒薬剤等のコストや業務負荷の増加という負の連鎖が発生し、日本の養豚業の発展を鈍化させている要因だと私は考えております。

P-JETは様々な病気の発症の根源となるPRRSの撲滅を目指しており、その使命に非常に魅力的に思います。私は豚のことも病気のことも勉強中の身ですが、牛&栄養学&システムという異色の背景と、養豚業界を良くしていきたい!という熱い想いでP-JETに新しい風を吹かせていけたらと考えております。
そして、PRRSを減らし、生産者のコスト低減&現場の負担軽減&従業員の定着を達成し、日本の養豚業界全体の発展に皆様と寄与していきたいと考えております。よろしくお願いいたします。