Vol.5 P-JETに入ったきっかけ 早川結子

2018年01月19日

P-JETメンバーブログをご覧の皆様、こんにちは。イデアス・スワインクリニックの早川結子です。5人目の執筆者になります。初回なので自己紹介や、自分がP-JETに入ったきっかけなどをお話しようと思います。

私は大学を卒業後、千葉県旭市に所在する養豚専門クリニックである株式会社ピグレッツに10年間勤務し、疾病診断、対策、飼養管理を学んできました。退社した後、同市にて養豚専門クリニックを開設しました。夫は地元旭市の養豚生産者であり、現在は自農場の運営・経営を勉強しながら、クライアント農場の訪問や地域の防疫活動を行っています。他に家族は、7歳と5歳になったばかりの娘2人と3匹の猫がおり、毎日ドタバタと過ごしております。私がP-JETに参加するきっかけは、実はこの家族でした。

私の生まれは神奈川県で、千葉県にはもともと縁もゆかりもありませんでした。旭市を含む千葉県北東部は、全国有数の養豚密集地帯です。養豚管理獣医師の仕事は非常にやりがいのある仕事でしたし、養豚管理獣医師としての自分にとって旭市は間違いなく「ホーム」でした。しかし、自分と地域との繋がりは常に会社を通してのものであり、養豚管理獣医師という立場を通しての関係性を越えるものではありませんでした。私個人と地域が直接つながることになったのが、地元生産者である夫との結婚と子供の誕生です。これらによって文字通り私は地元旭に根を張り、自分の子供たちの世代のために、この地域の養豚産業がどうあるべきなのかを考えることができるようになったのです。そういった視点を持ったときに、改めてこの地域からPRRSを無くさないといけない、PRRSとの戦いを終わりにしなければならないと強く感じました。それも、獣医師の立場からではなく、地域の一員として、です。そんなわけで、地域ぐるみのPRRS撲滅活動をサポートするP-JETにはずっと参加させて頂きたいと思っていました。

あいにく、P-JETが設立された時期と自分の出産や子育ての時期が重なってしまい、すぐには行動に移せなかったものの、次女が生まれた後に念願かなってメンバーになりました。育児や勤めをしながら会議に参加するのは、色々な意味でなかなかしんどいところはありました。それでも、毎回の会議はいつも充実していて大変な勉強になり、養豚業界で活躍する同世代の獣医の皆さんと色々なお話をすることで多くの刺激を頂きました。P-JETのポリシーは、「結果を出す」ということです。自分に役立てるだけでなく、P-JETの活動が自分の地元含めてより広く皆様のお役に立つように、頑張っていきたいと思います。